深圳ビジネスツアー2017年12月

世界で今、一番成長しているという噂の深圳を訪問

私は個人的には、仕事で深圳を訪れることが多く、だいたい月に1回は訪問しています。
日本では殆ど報道されませんが、深圳の経済成長は、ものすごいものがあります。

今回は、そんな深圳に、日本のEC業界の方々をお連れして、中国の越境ECに関わる販社を訪問しました。

深圳の中心地にある、無人スーパー

先ずは、深圳の中止地にある、無人スーパーです。

無人と言っても、店員が居ないわけではありません。店頭で接客はしてくれます。
無地と言っているのはレジのことで、会計の時は読み込まれたICタグの情報から会計金額が計算され、それをAlipayやWeChat Payなどで決済します。
会計しないで持ち帰る、いわゆる万引きする人は、殆ど居なくて、98%の人が、ちゃんと会計して帰るのだそうです。
警備カメラなどで顔が写ってますから、犯罪を犯さないということなんでしょうね。
何より今、深圳に居る中国人は大概の人は豊かなので、そんな事で人生台無しにしたり、しないのだと思います。


噂の無人コンビニ


日本でも度々、話題になる無人コンビニです。
深圳にある無人コンビニは、天虹商场という会社が運営しています。
入り口は二重扉になっていて、先ず入るときにWeChatPayを読み込めば、中に入れます。
商品には全てICタグが付いていて、出る時に会計が終わっていないと扉が開かない仕組みになっています。


天虹百貨店


天虹百貨店は、中国の大手の百貨店です。
外観は普通の百貨店に見えますが、中に入ると我々の常識では考えられない光景が待っていました。


ここに置かれている商品は、保税状態の商品です。
保税状態とは、つまり税関を通過していない状態。越境ECで販売するなど、保税倉庫から越境ECによる優遇を受けた税制で課税されて出荷されるものと思っていましたが、ここでは店頭にある保税状態の商品を、そのまま手にとって会計時に11.9%の税金を支払えば、そのまま持ち帰る事ができます。
天虹が中国税関と共同で事業展開しているそうです。

中国って凄いですよ。良いと思ったら失敗しても良いから、と言って、先ずはやってみる。やってみて上手くいったら民間に解放していく。
こういった環境が、特にIT分野の企業をどんどん後押ししています。